
東京国立近代美術館で開かれている『生誕100年 岡本太郎展』に行ってきた。
生誕100年 岡本太郎展[2011年3月8日~5月8日|東京国立近代美術館]

大震災で中止にならないかと心配したが、開館時間を10時から16時までと短縮して開催している。
展示されている作品は、どれもこれも圧倒されるものばかり。
驚いた様にじっと見つめている小さな子供の姿が印象的だった。
私にとって岡本太郎といえば、やはり大阪万博の太陽の塔のイメージが強い。
当時小学生だったが、太陽の塔見たさに10回も会場に足を運んだ。
今回の展示の中には、太陽の塔のレプリカがあったが、万博開催当時の映像の前にも大勢の人だかり。
よくぞこんな『ベラボーなもの』を作ってくれたと、思わず目がウルウルし涙を流してしまった。
次の『戦争との対決』のコーナーには太陽の塔と同時期に制作された『明日の神話』という壁画作品の大きな原画が展示されていた。
この作品は、第五福竜丸が被爆した際の水爆の炸裂の瞬間をテーマにしていると伝えられている。
原画の横の説明書きには、こう書かれていた。
中央に巨大な骸骨を据え、原爆で焼かれる人間と、その悲劇を乗り越える力とを表現しようとした。
何だか45年後の東日本大震災を見通していたような作品ではなかろうか。
今こそ岡本太郎の様な芸術家が日本に必要だ。
1967年にメキシコの高層ホテルの壁画として制作されたものだが、ホテルが営業開始に至らなかった為、現物が長年行方不明となっていた。
ところが2003年にその壁画がメキシコの倉庫で発見され、修復を施した上で、2008年から渋谷駅の連絡通路に飾られている。
岡本太郎展を見た後、帰りに渋谷駅の連絡通路に行って本物を見て、また感動した。

40年以上も隠れていて、ヌッと現れたわけだが、全く古さを感じさせないとは恐れ入る。
岡本太郎展は5月8日まで。
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