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Audio Visual アーカイブ

2007年3月10日

貧者の80インチ

先月プロジェクターを購入した。さすがに壊れかけの91年製のTVを見続けるのが辛くなったからである。

今なら当然薄型大画面TVをということになるのだろうが、小型の物は1インチ当たり5千円程度に値段が下がったというものの、40インチを超える大きな物はまだまだ1インチ当たり1万円弱であり、かなりの買い物になってしまう。

それに、現時点では液晶TVはどうしても輪郭部分のチラつきが気になってしかたがない。

どうせ大画面で見るのは真夜中のことだからということで、プロジェクターを買うことに決めた。

D5(1080p)のフルハイビジョン機は30万円程度するが、現時点では1080pのソースも少なくD3(1080i)止まりなので、D4(720p)で十分と考えた。これなら80インチの大きさで見ても、1インチ当たり2千円以下である。

プロジェクターは液晶方式とDLP方式の2つに分かれるが、DLP方式のものは、真っ正面から映写するしかなく、設置場所が限定される。ということで、上下左右斜めの位置からも映写できる液晶方式のものにした。(続く)

サンヨー 液晶プロジェクター LP-Z5-S

2007年3月12日

貧者の80インチ(2)

薄型TVとプロジェクターの比較だが、前者は家に置けばすぐに視聴することができるのに対し、後者は設置前の準備と設置後の調整が色々と必要になる。

それがイヤな人にはプロジェクターの購入をお勧めしない。逆に言えば、そういう事が好きな人こそがプロジェクターを楽しめるのだろう。

私の場合、まずカーテンを遮光性の強いものに取り替えた。日中でも見ることができるようにする為だ。ニッセンに注文したらすぐに届いた。

次に家具の配置を変えて、映像を映す場所を作らなければならなかった。まずはクロス張りの白い壁に映してみて、ダメなようならスクリーンを買おうと考えたからである。

一番の問題は、プロジェクターをどこに置くかである、調べる前は、てっきり頭上に吊るしかないものだと思っていたが、液晶プロジェクターなら、レンズシフトをすることにより、例えば右側前方の台の上に置いても問題なく見ることができることがわかった。

ここまで準備した段階で、プロジェクターを買ってきたのである。(続く)

2007年3月18日

貧者の80インチ(3)

そもそも今回プロジェクターを買おうと思ったきっかけは、EPSONのEMP-PWD3という機種の広告を見たからである。

コンパクトでDVDプレーヤーやスピーカーもついており、どんなものかなとヨドバシカメラへ見に行ったのだが、やはり液晶パネルが480pまでにしか対応しておらず、液晶の格子がはっきりとスクリーンに映っており、こりゃダメだと思った。

その横に展示されていたEPSON、Panasonic、SANYOの720p対応機との違いは一目瞭然であったからである。

この3つの中からなら、どれを選んでもほぼ同じなのだろうが、一応スペックを比較してみた。違いがはっきりあったのは輝度とコントラスト比。






機種名最大輝度コントラスト比
P社 TH-AX1002000lm 6000:1
E社 EMP-TW7001600lm10000:1
S社 LP-Z51100lm10000:1


確かにP社のは明るかった。部屋を真っ暗にできない環境では強みを発揮するのだろう。だが、明暗のコントラストが少し劣る様にも見えた。

結局、輝度には若干の不安を覚えながらも、コントラスト比、HDMI入力端子が2つ付いていること、使用しないときにレンズの前に電動シャッターが閉まること、ボディーのコンパクトさ、音の静かさなどを勘案して、SANYOのLP-Z5にした。

実際に使用してみて判ったのだが、輝度は1100lmで十分だった。リビングを真っ暗にしない場合でも、十分視聴できる。部屋を暗くしたときには、むしろ明る過ぎる位であった。


2007年3月22日

貧者の80インチ(4)

プロジェクターは当然天井から吊り下げなければならないものだと誤解していた。液晶パネルを使ったプロジェクターなら、上下左右の斜めからも映写できることを知らなかったからである。

買って来てひとまず、梱包に使われていたダンボール箱を右斜め前に置き、その上にプロジェクターを置いて映写してみた。

問題なく映写できた。だがスペース的にも邪魔だし、見た目も良くない。ダンボール箱の位置がずれることもある。やはり頭上の高い位置に固定したいと考えた。

頭の真上に吊り下げるのがベストなのだろうが、この建物はちょっとした地震でも大きく揺れる構造なので、頭上に4kgの物がぶら下がっているのは気持ちが良い物ではない。

色々と考えた末に、メタルラックを組み上げて、右斜め上に置くことにした。足は3本、天井への突っ張りが2本という変則的な使い方だ。その理由は、ソファの右端を3本のポールが囲む形にしたからである。

secchi.JPG

足が一本足らないのが不安であったが、突っ張り棒の効果もあって想像以上にしっかりしている。これで地震で落ちるというなら、その時は他にももっと甚大な被害が出た時であろう。

この位置に設置すると、画面の大きさが100インチ以上になってしまった。少し大きすぎるので、レンズを調整して80インチの大きさにした。『貧者の80インチ』の完成である。

2007年4月17日

貧者の80インチ(5)

2月末にプロジェクターを買った当初は、目が疲れやすく頭痛もしたが、それもすぐに慣れた。今では80インチという画面のサイズが普通のサイズに感じられるようになった。

CATVをタイムシフトで視聴したくなり、セットトップボックスをHDDレコーダー内蔵の機種に取り替えてもらった。HDDレコーダーがこんなに便利な物だと思わなかった。

今までオンボロTVでは大した不満もなく見ていた480iのSD画質の放送が、見るに堪えなくなり、努めて1080iのHD画質の放送にチャンネルを合わせる様になった。

その為、この春南の国へ旅行した時も、以前はよく買っていたVCDに全く手が伸びなかった。DVDでさえ480iでは不満である。

NHKテレビの語学放送だが、ハングル講座は1080iで綺麗な映像を流しているのに、中国語講座は何故汚い480iで放送するのかと、気になるようになった。ちなみに今1080iで放映中の『アジア語楽紀行マレーシア編』は色彩がとても鮮やかで、見ているだけでも楽しい。

かと言って、ブルーレイディスクにまで手を伸ばそうと言う気持ちにはまだ至っていない。ソフトが普及するのをもう少し待ちたい。

貧者の80インチ

貧者の80インチ(2)
貧者の80インチ(3)
貧者の80インチ(4)

2007年10月10日

貧者の80インチ(その後)

今年の3月に買ったSANYOの家庭用プロジェクター『LP-Z5』だが、今でも満足している。(詳しくは当時のブログを参照。)

昨年9月の製品発表から1年経ち、値段も10万円台の前半と、かなりこなれてきた。


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初代フルハイビジョン機の値段も下がってきたが、まだ25万円程する。私の場合、ケーブルテレビのハイビジョン放送を見ることが主なので、今のところハイビジョン機の『LP-Z5』で十分だ。

PanasonicやEPSONからも同等のプロジェクターが出ているが、SANYOの『LP-Z5』の良いところは、使わない時には電動シャッターが自動的にレンズをカバーしてくれるところ。

欲を言えば、うっかり眠ってしまった時の為に、OFFタイマーが付いていれば更に良かった。

SANYOに余裕があれば、『LP-Z6』というマイナーチェンジ版が登場するかもしれないが、その時はその時で、『LP-Z5』はかなりのお買い得商品となるだろう。

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