Financial Times紙に、G7の政府関係機関として初めて、日本の国際協力銀行(JBIC)が、イスラムボンドを発行するのではないかという記事が出ていた。
イスラムの世界では利子(『riba』と言うらしい)を認めないということは知っていたが、では一体イスラム金融とはどういう仕組みなのだろう。
ネットで調べてみたところ、バハレーン経済開発委員会駐日代表の今平和雄氏が、昨年如水会で話をされた『経済グローバル化とイスラム金融』という講演会の記録が、飛び抜けてわかりやすかった。
イスラム金融には幾つかの方法があるらしいが、JBICが発行しようとしているボンドは、『sukuk』と呼ばれる物らしい。『有形固定資産の現先』と考えれば理解しやすい。
資金提供者から資金運用の委託を受けた受託者が、債券発行体に、空港や水道設備などのインフラ資産を一旦買い取らせ、引き続き元の所有者に利用させる。そして一定期間の後に元の所有者が少し金額を上乗せして買い戻す。こういった仕組みの様だ。
JBICのイスラムボンドはマレーシアでの発行を予定している。イスラムにも教義の幅があるようで、期待している中東諸国からの購入は、教義がより厳しいので難しいのではないかとのこと。
となると、このボンドはマレーシアの投資家だけが購入するボンドとなる。私なら『ラクサ・ボンド』と名付けるだろう。マレー系の人達が好むラクサは、煮立てたココナッツミルクの香りが強く、敬遠する外国人が多いからだ。果たして私の命名は一般化するだろうか。








マレーシア、ここまでは順調にイスラム金融のハブとしての地位を確立してきているようです。やはり、durianさんもご指摘の通り、教義がより厳しい中東諸国で、マレーシアの「イノベーティブ」なイスラム金融商品が受け入れられるか、という所は議論になるようです。
ラクサ・ボンド、「好きな人は好き」という感じでも良いネーミングかもしれません。小生はアッサム・ラクサが好みであります。
ぐちさん、ようこそ。
この分野はぐちさんのご専門でしたよね。必ずコメントを頂けると思ってました。
会議の際には、是非『ラクサ・ボンド』の名前をよろしく。
durianさん、こんばんわ。
とてもいいネーミングだと思いますが、シンガポールのとある有名なラクサのお店、客のほとんどが華人系シンガポール人です。
なるほど、ということはラクサ・ボンドはマレーシアやシンガポールの華人投資家にも受け入れてもらえそう。
私、個人的にはラクサの臭いになじめません。
先週、東洋経済新報社より、『イスラム金融入門』という本が出ました。元日銀マンの吉田悦章氏が書いてます。イスラム金融の全体像をコンパクトにまとめた良書だと思います。
イスラム金融研究会様
ご紹介有り難うございます。