昨日は杭州から蘇州への移動日。途中で上海の周りに多くある水郷の一つ、烏鎮に立ち寄る予定。
杭州で雇ったガイドが、「ちょっと時間があるので宝石の製造販売を行なっている杭州の工場に立ち寄ってみましょう」と言う。原石の研磨作業を行なっている所を見たがシャビーな感じ。隣に店舗棟があり、中は普通の宝石店。
一室に入れられ、真面目そうな男が工場について説明をする。我々のグループにシンガポール人が多いことを知ると、「それはよかった。実はこの工場のオーナーはシンガポール人だ。息子が今来ているので会わせよう。」と言う。
出てきたのはベビーフェイスの背の高い青年。いきなり胸の前で手を合わせた。「祖父はシンガポール人だが、父がタイに移り住んだことから自分もシンガポールには住んだことはない」と言う。そして、「北京で勉強したが、普通話は得意ではないので、広東語で話させて欲しい」とも。

「普通話が余りできないのに、よく北京で暮らせましたね」と誰かが尋ねると、「ボディーガード兼通訳に全て任せていた」と言う。シンガポールの兵役はお金で免除してもらったとか。
そして女性に指示をして、中国とシンガポールの国旗をテーブルまで持って来させた。そして「ここで買わなくてもいいですよ。まあ、話だけは聞いてください」と言う。
疑い深い私は話に加わらず、展示物を勝手に見ていたが、リッチなシンガポール人が、どうやら高価なサファイアを買った模様。青年は、仏の加護がありますようにと、購入者の前でまた両手を合わせて何かを念じている。
余りにも話がうまく出来過ぎている。英語が上手な杭州のガイドは、いつの間にか席を外していた。
恐らく、かの青年は、先日マレーシア人観光客の前で、マレーシア人を演じたに違いない。そしてまた別の日は香港人を。ガイドは笑いをこらえる事ができないので席を外したのではないだろうか。








ガイド、かなりいい商売をしているようですね。シンガポール人のガイドも昔は同じような手口で観光客にお金を落とさせ、報酬をかなりもらっていたそうです。
そのシンガポール人が、今では海外に行ってボラれているんですからね。
ちなみに購入した人が、シンガポールに帰って宝石店で見てもらったところ、クリスタルガラスではないかと言われたそうです。
上には上がいるんですね。