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先日明治神宮に初詣に行った時、どうしてこんなに新しい神社に人は集まるのだろうかと、素朴な疑問が湧いたので、早速図書館で借りたのがこの本。明治神宮が如何にして代々木に作られたのかについて詳しく調べてある。
それによると、明治天皇が崩御した直後、御陵を東京に誘致することが叶わなかった東京の政財界の方々が、それなら御陵に代わるモニュメントとして、何としても神宮を東京に創建したいと動いたからだそうだ。
そして神社という特定の宗教臭のする施設の建設に反対する勢力を懐柔する為に、絵画館や競技場などの公共施設を『神宮外苑』として、代々木の内苑とセットで青山に建設したらしい。
その際、内苑は国が税金で造り、外苑は国民の寄付で造るということが提案され、日本全国から寄付金が集められると共に、神宮の建設には、全国の青年団による勤労奉仕が駆り出されるなど、国民が一丸となって建設に参加したというイメージが作り上げられたたようだ。
もっとも、青年団が勤労奉仕に参加したのは、奉仕が終われば東京見物が待っていたこと、皇居や新宿御苑の拝観が特別許され、宿泊・食事・入浴などがただで提供された上、新聞社に招かれ名士の講演会まで聞くことができるなどの特典があったからでもある。
いずれにせよ、明治神宮の内苑・外苑は、極めて宗教色の薄いモダンなパビリオンとして設立されたことが、その後も人を惹きつけている所以の様である。
ちなみに大正天皇は東京で生まれ、御陵も東京の多摩に造られたことから、あえて大正神宮を造ろうとの動きは起こらなかったらしい。
大学の先生が書いた神社の話であり、読みにくい本かと思ったら、全くそんなことはなく、むしろサラサラとあっというまに読み進むことができた。それもそのはず著者は1970年生まれであった。










初めまして。
Kiasuさんの「しゃべるマーライオン」で、コメントにお答えくださってどうもありがとうございました。(シンガポール人の英語について)
明治神宮、知られていない背景がいろいろあるんですね。私は日本人だけど、神社のことはあまり知らなくて、外人に質問されてからうろたえたりします。