先月26日の参院本会議で改正銀行法が可決成立した(新聞記事参照)。これまで銀行の代理店は、銀行の全額出資子会社に限られていたが、来年4月の改正銀行法施行後は、スーパーや自動車ディーラーなど、一般企業も銀行代理店業務を営むことができるようになるとのことである。
田中直毅氏によれば、この改正は、郵便局の分割民営化に伴う『窓口ネットワーク会社』の成立と無関係ではないと言う。
金融庁は500社程度が銀行代理店に手を挙げると見込んでいるが、すぐに淘汰が始まるだろう。私が思うに、最も成功を期待できるのはメルセデス・ベンツやBMWなどの高級外車ディーラーではないだろうか。
高級ベンツのオーナーは、当然お金に余裕がある人が多いと考えてよいだろう。オーナーのリストは、これまでも金融機関にとっては喉から手が出るほど欲しかった宝の山であった。
メルセデス・ベンツは自前のファイナンス会社を有しており、今でも自動車ローンの提供はできるが、銀行代理店になることによって、銀行の外貨預金などをベンツオーナーに紹介し、銀行から代理店手数料を受け取ることができる様になる。保有資産を担保とした事業者ローンの紹介もできるだろう。
店舗数の少ない外資系の銀行にとっても、自動車ディーラーの店舗網を活用できるメリットは大きい。
当然トヨタも参入するだろう。代理店の許可を受ける為には、銀行員経験者の雇用が条件でもあるようなので、東京三菱銀行との合併で不遇をかこつであろうUFJの優秀な行員が、トヨタに移籍することも予想される。
金融庁の資料を見ると、代理業務の範囲は、当面は預金、貸付、為替業務等に限定されるようであり、最近銀行が力を入れている投信の販売業務は含まれていないようである。
だが、いずれ顧客や代理店双方にとって期待の大きい投信の販売業務も代理業務に加わるのではないだろうか。
看板こそ掲げることはできないものの、来年にはベンツ銀行やBMW銀行が誕生しそうだ。








同感です。金融業界に規制は多かれど、業務自体の参入障壁は低いので、テラー業務がコスト・コンシャスになる中、一般事業法人の新規参入はうべなるかなです。魅力的なコンテンツを武器に、金融業務を兼業するのは理に適っているのではないでしょうか。その内、Apple銀行が出来るかも知れませんね(Tomato銀行は岡山にあるけど...)。パソコンと雖も、Macには熱狂的なファンが多いので、侮ることは出来ません!