宅配便最大手のヤマトHDが、中国政府系の『上海バス物流公司』に65%の出資を行い、『クロネコヤマトの宅急便』を上海でも展開するとのこと。
これを聞いてすぐ頭に浮かんだのは、鄧小平が1962年6月15日の共産党中央書記処の会議の席で引用した「不管黑猫白猫,抓住耗子就是好猫(黒猫であれ白猫であれ、鼠を捕るのが良い猫である)」という安徽省のことわざ。
当時毛沢東が主導してきた人民公社方式の農業生産が停滞した為、個別農民が農地経営を請け負い、一定以上の生産量を超過した分は個人の所有とする『包産到戸』という政策をとった。
一部共産党幹部による、「この政策は毛沢東の人民公社の理念と相容れない」との批判に対し、鄧小平が「できるだけ速くかつ容易に農業生産を回復させ発展させる方法があれば、それを採用すれば良い。民衆が望む形式を採用するべきであり、それが非合法であれば合法化すれば良い」と、上記のことわざを引用して反論したのである。
さしずめ今回は、「黒猫であれ白猫であれ、荷物を早く配達するのが良い猫である」ということか。






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