GM傘下にあったスウェーデンの自動車大手SAABが、スウェーデン政府の支援が得られず事実上破綻した。
SAABの『SA』とは、スウェーデンのエアロプレインという意味のスウェーデン語で、元は航空機を製造していた会社だが、戦後すぐに自動車の製造にも乗り出した。
今回破綻したのは、GMの傘下に入った自動車部門の方である。
SAABにはちょっとした思い入れがある。と言っても自ら運転していた訳ではない。
私が社会人に成り立ての頃、取引先の百貨店の子会社がSAABの日本総代理店となっていたので、毎月スウェーデンからB/L(船荷証券)とInvoiceと手形が送られてきた。
単価と数量の掛け算が正しいか、縦の合計が正しいかなんていうことを、当時やっと普及し始めた電卓を叩いて計算し、手形代金の支払い又は引き受けを条件に、B/Lをその子会社に引き渡していたのである。
SAAB車のスタイルはちょっと変わっていて、決して万人受けする車ではなかったが、百貨店グループのオーナーのお気に入りだったから輸入を続けていたそうだ。
SAAB破綻のニュースを聞いて、オーナーが毎日南麻布の私邸からサンシャイン60までを往復していた黒のSAABが頭に浮かんだ。






コメントする