| 日本カジノ戦略 (新潮新書 226) | |
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正月からこの本を読んでいたら、お台場にカジノが誕生したという初夢を見た。
この本は、ラスベガスのディーラースクールを卒業し、ネバダ州立大学大学院でカジノ経営学を学んだ専門家によるカジノについての入門書。
第1章から第5章までを読むと、私の様にカジノについて全くの素人でも、カジノビジネスの仕組みやラスベガスに於けるカジノの歴史などについて、短時間で専門家並の知識を得ることができる。
第6章では、日本でカジノを導入する時に取るべき戦略について書かれている。この章を読むまで、カジノと言えばラスベガスの様なものだけを想像していたが、ラスベガスの模倣なら、マカオ、韓国、シンガポールに先を越されてしまう。
この章では、日本でカジノを成功させる為には、海外の顧客を日本にやって来てまでカジノをしようという気にさせる『理由』が必要であると説いている。
カジノには賭博だけではなく、第一級のエンタテイメントや、ホスピタリティが不可欠だ。日本のカジノなら、みやこ踊り、能、歌舞伎、宝塚歌劇、落語、J-POP、アニメなどなど、日本びいきの外人が大喜びしそうなエンタテイメントを揃えることが必要であろう。
ホテルやレストランだって、洋風のみならず、本物の和のテイストをふんだんに使ったものが求められるだろう。
ゲームについては、花札や丁半博打の導入可能性まで触れられていたが、確かに先入観を捨てて考えてみる必要がありそうだ。
つまり、カジノを誘致すると言うことは、単に建築需要や雇用創出の観点だけでみるものではなく、日本の文化をどうやって世界に売り込んでいくかという、国と国との競争の観点から見る必要があるとも言えよう。
てなことを夢の中で考えていたら、布団の中で目が覚めた。マカオにでも視察に行ってこようか。


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