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急死したワンマン社長から海外に隠した資産の管理を託されていた中小証券会社の財務部長・深田道夫は、その遺産だった絵画の売却で得た450万ドルを秘密に運用したことから人生が狂いはじめる。深田にまとわりつく投資のプロたち。お互いを意識する存在ながら深田の脱税を不意に知ってしまった国税調査官の宮野有紀。金の魔力に翻弄される人間たちの本性を描いた長編経済小説。(出版社の紹介文)
ケイマンなどのタックス・ヘイブンに置いたオーナー社長の隠し口座の処理をするなんていうのは至ってよくある話。それを一冊の単行本が書けるまでに話を膨らますことができるのはさすが小説家。
でも最後まで納得できなかったのは、証券会社の所有資産であった絵画の売却代金の一部が、いつのまにか亡くなった社長の資産であるかのように扱われているところ。
エンディングはまるで韓国ドラマを見るようで、あっけなく、意外でもあった。
私にとっては、仕事上対峙する事もある国税調査官の側から見た査察の様子や、個人資産に群がる自称コンサルタントの手口の描写が興味深かった。









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