Appleは、昨日スティーブ・ジョブズが基調講演を行い、幾つかの新商品を発表すると共に、即日販売を開始した。薄くカラフルになったiPod nano、容量の増えたiPod、小さくなったiPod shuffleなどである。
更にiTunesもバージョンが7となり、米国では今年の暮れから映画もダウンロード購入することができるようになる。
新作が1本14.99ドルで、予約をするか最初の週に買えば12.99ドルとなり、旧作は9.99ドルで販売するとのことだ。
ダウンロードには5Mbpsの速度で1本30分程度かかるとのことだが、光ファイバーなどの高速回線だとその10分の1程度で済むだろう。
当面はスティーブ・ジョブズが筆頭個人株主であるディズニー系のスタジオのタイトルのみである。他のスタジオは、低価格で新作DVD発売と同じ日にダウンロード販売されることを嫌ったらしく、交渉が続いているようだ。
他のスタジオは、Amazon Unboxでのダウンロード販売をを既に始めている。(Mac非対応)。新作は3.99ドルでレンタルするらしい。
個人的には、一度切りしか見ない映画もあるだろうから、保存しない場合は、Amazon Unboxの様に4ドル以下で配信して欲しいなと思う。だが、Appleはダウンロードした映画をiPodや、Mac上のiTunesに取り込んで見てもらおうとしているので、買い取りが原則なのだろう。
実は新しいiPodや映画のダウンロード販売よりもっと気になる新製品の発表があった。スティーブ・ジョブズがいつもの様に基調講演の最後に「One last thing ...」という言葉で切り出したのが、『iTV(仮称)』という製品だ。

大型TVの側に置き、MacやWindowsPCとは無線LAN等で接続し、PC上に保存した映像、音楽データを大型TVで再生するというもの。価格は299ドル程度だとか。
日本でもバッファローやアイオーデータなどが既に似た様なものを発売しているが、iTVはApple純正であり、より使いやすくなることは間違いない。
Appleは今まで発表した新商品は即日販売を原則としていたが、このiTVは来年第1四半期発売予定と異例である。恐らく、次世代無線LANの規格(802.11n)が固まるのを待ってから正式発売したいと考えているのだろう。
iTVの出現はオーディオビジュアル業界でのApple社の地位を、より不動のものにするだろう。