| 貝と羊の中国人 | |
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1963年生まれの中国文化研究者による「中国人とは何ぞや」という疑問を大づかみで考えるための書。
以下に掲げたタイトルをご覧になるだけで、いかに幅広く新しい観点で中国文化を捉え直した本かということがお分かりになるだろう。
1.貝の文化 羊の文化
2.流浪のノウハウ
3.中国人の頭の中
4.人口から見た中国史
5.ヒーローと社会階級
6.地政学から見た中国
7.黄帝と神武天皇
終章.中国社会の多面性
やはり一番興味深いのが、この本のタイトルにもなっている『貝の文化 羊の文化』という章。貝とは多神教で財貨を重んじた『殷人』、羊とは一神教で無形の善行を重んじる『周人』のことを指す。
中国人には、この『ホンネ』と『タテマエ』を使い分ける血が今でも流れているのだと説く。
全体的に見ても新しい視点を与えてくれる面白い本であるが、個人的にはこの第1章だけをもっと深く掘り下げて書いた本を読みたいと思った。









楽しく拝見しています。著者である加藤徹・広島大助教授は、前作の「西太后」が面白い。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/cato/index.html