
またまた台風が近づいてきている。台風12号は日本の東の海上に進路を変えたが、11号は日本を直撃しそうだ。
台風の名前のつけ方には、番号方式と、リスト方式というのがあるのだが、日本では専ら番号方式が使われている。
北大西洋で発生するハリケーンには、綴りの先頭の文字がABC順になるように人の名前を選び、全部(Q、U、X、Y、Zの5文字は使わない)使ったら、またAで始まる名前に戻ることになっている。
米国の空軍や海軍の学者が、恋人や妻の名前を使ったことから、かつては女性名だけだったが、男女同権に反するということで、1979年以降は男性と女性の名前が交互に使われているらしい。
実はアジアを含む北西太平洋地域の台風の名前についても、1999年までは米国の空軍・海軍によって米軍式の名前が付けられていたそうだ。日本でも米軍の占領中は『ジェーン』などという名前のつけられた台風があった。
ところが2000年からは、『世界気象機関(WMO)台風委員会』が北西太平洋地域の台風の名前を命名する様になった。この委員会に参加しているのは、カンボジア、中国、北朝鮮、香港、日本、ラオス、マカオ、マレーシア、シンガポール、フィリピン、韓国、タイ、米国、ベトナムの14カ国(地域)である。
14カ国は国名のABC順でそれぞれ好きな名前をつけた。気象庁のページにそのリストが掲載されている。北朝鮮の順番が中国と香港の間に位置するのは、英語の国名が『Democratic』で始まるからである。シンガポールは何故だか名前をつけず、代わりにミクロネシア地域の言葉が採用されている。10回り分まで決めたので、140個の名前が用意されている。全部終わるとまた1個目の名前に戻るという仕組みだ。
14カ国が公平に名前をつけたとは言うものの、北京語・広東語系の言葉が14分の3を占め、朝鮮語の言葉が14分の2を占めるので、日本人にとってはあまり公平とも言えない。馴染みにくい為か、ニュースでも殆ど使用されることはない。
ちなみに海外では、今回の台風11号は134番目の『マーワー(Mawar)』、12号は135番目の『グチョル(Guchol)』と呼ばれており、それぞれマレー語の『バラ』とか、ミクロネシア語の『うこん』という意味らしい。
台風の名前が植物の名前だなんて、とても変な感じがする。やはり日本人には『鉄人28号』の様に『台風何号』と名前がついた方が力強くてぴったりする。それとも、『真紀子』台風、『百合子』台風などという名前をつけてみますか?






durianさん。出色の出来です。
蘊蓄にあふれ、最後のオチもえらく受けました。
しかし、台風って、子供の頃、学校が休校になるという原体験からか、今回のような接近のニュースには、妙にうきうき?してしまう自分が居ます。
最近では、ハイテクにより、あまりにも見えすぎてしまうため、湾岸戦争以来のTVゲーム的空爆に似たノリもあるのかもしれません。
ただ、直撃などというような事態になれば、必ず犠牲者が出るわけですから、自らの不謹慎を戒めなくては。
FIGALOさん、いつもコメント有難うございます。
台風11号は寝ている間に東京を通過してしまい、ちょっと残念。
台風一過の後は例によって真夏の太陽が戻ってきました。