JR中野駅北口を出て、サンモール商店街を真っ直ぐ北へ抜けたところに、『中野ブロードウェイ』という建物がある。地下一階から四階までがショッピングモールで、上層階は古くからあるマンションとなっている。
ここの二階から四階は、昔から古本屋や中古レコード店など、マニア受けする小さなお店が多かったのだが、『まんだらけ』と『フジヤカメラ』がどんどんとお店を拡げ、今や他所に例を見ない非常にディープな空間となっている。
『まんだらけ』は、マンガ本の売買から始まったのだが、今では、セル画やフィギュアやコスプレ等、アニメに関するものなら何でもござれだ。今流行の言葉でいうと、『萌え』系のお店ばかりだ。
一方の『フジヤカメラ』は、高級オーディオ・ビジュアル機器や、CD・DVDの中古品売買を専門とする店を沢山開いている。その他にも高級時計や宝飾品を売買する店が集まっている。
いずれの店にも共通するのは、よそでは手に入れることが難しい、レアな中古品を販売しているという点だ。
最近面白い店が増えている。一般の人がレアなコレクションを販売する為に、『レンタルショーケース』という透明な箱を、月単位で貸してくれる店だ。ここに自分が売りたいものを飾っておくと、誰かがそれを見つけて買ってくれるという訳だ。
先日台湾から出張でやってきたJ君は、仕事のあと、東京のどこかでフィギュアのお店を探したらしい。事前にわかっていたら、ここへ連れて行ってあげたのに。台湾でも日本のフィギュアが大人気で、日本で買って向こうへ持っていくと、高い値段がつくとのことである。
そう言えば、昨日の夕刊フジBLOGに、上海でも『萌え』ブームだという記事を、森永卓郎氏が書いておられた。
私は『萌え』系に興味があって、ここに来るわけではない。『茉莉花茶(ジャスミンティー)』という名の、香港直輸入のDVDやCDを販売する店に立ち寄る為だ。
ところで、『中野ブロードウェイ』のマンションには、かつて超売れっ子の青島幸男氏や、沢田研二氏が居を構えていたらしい。今で言うと『六本木ヒルズ』の様な所だったのかもしれない。






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