千房のお好み焼き屋を紹介する訳ではない。
綾戸智絵というジャズシンガーについてちょっと書いてみたい。
彼女の存在を知ったのは去年のことだ。確かとんねるずの番組に出演していて、お笑いの2人を完全に喰ってしまっている変なおばはんがいた。声もガラガラだ。それでも妙に気になる存在だった。それでGoogleで調べてみたところジャズシンガーだという。それも今一番チケットの取りにくいシンガーらしい。さっそくこの「to you」というCDを借りてきて聞いてみた。ジャズに詳しいわけではないが、いい感じだった。
次に彼女を見たのはさんまの番組だった。彼女が「本当はさんまさん、うちみたいなのがタイプやろ、わかってるで!」としゃべっていたが、さんまもまんざらではなさそうな顔をしていた。実はわたしもこの手の女性に弱いのだ。小さいけど元気でズケズケと物を言うタイプが。
一見すると、神戸のお好み焼き屋の女主人みたいなタイプだ。
「にいちゃん、いつものやつな。」「スペシャルいっとこか。」「肉おまけしといたで。」と、お客の好みを覚えていたり、察したりしながら、どんどんと仕事をこなしていく。弾き語りのシンガーと相通ずるところがあるだろう。さしずめ彼女の歌とピアノは、お好み焼きの中に焼きそばを包んだ「モダン焼き」みたいなものだ。
彼女のプロデビューは98年、40才の時だ。今年にはいってから、私はそのプロ第一作目の「For All We Know」から順番に聞き始めた。彼女が書くライナーノーツは面白いだけじゃない。「For All We Know」のライナーノーツを読んでいたところ、何故だか知らないが、目がうるうるとしてきてしまった。音楽を聴く前から泣かされたCDなんて初めてだ。最近ずっと彼女のCDばかり聞いている。
この本も読んでみた。山下洋輔や坂田明もそうだが、どうしてジャズの人って文章も上手いんだろう。しかしこの母にしてこの娘ありだな。お母さんも負けず劣らず強い。
彼女の売りはハスキーな声なのだが、これは抗ガン剤の影響だとのこと。本人はガンと戦うシンガーと紹介されることを嫌っているようだが、ガンもしばらくは恐れをなして近づくこともないだろう。
TBありがとうございます。
以前に、特番のような番組で、お母様も拝見し、私もそう思っておりました。
お母様あっての、彼女なんだな。と(笑)
本が出ていたのは知りませんでしたので、読んでみよう。と思います。
綾戸さんのことに、あまり触れていないエントリーでしたのに、TBありがとうございました。
コイツのどこが良いのか私には理解できない。
「ガンと戦うミュージシャンと紹介されるのを嫌っている」?
そうかなぁ?
本人自らが、「ガンでもバツイチでも子連れでも、売り出しに使えるなら、使わな損やで!」と言ってるように見えるよ。そんな苦しみなんか世の中に溢れているから、あざとくて俺は嫌いだな。