ゾッとする体験

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福岡一家殺人事件の犯人の内、中国へ逃亡していた二人について遼寧省で判決が言い渡された。一人を死刑にしなかったのは、中国の日本に対する世論の悪化を考慮したとも言われている。日本で捕まった主犯格についての判決はこれからだというが、私にはいまだもって、なぜ彼らがそこまでしなくてはならなかったのかという動機が見出せずにいる。亡くなった方には悪いが、犯行当時被害者夫婦のバックグラウンドについて、色々な報道がなされており、そのあたりがうやむやになっているような気がする。ただ、亡くなった方にしてみれば、突然の強盗の出現は、さぞや恐ろしい体験であっただろう。
実は私も先月ゾッとする体験をした。それは12月のある土曜日のことだった。床についたのが3時前だったので、その日起き出したのは9時過ぎであった。普段使っているPHSが見当たらない。家内は「ワインでも飲みすぎてどこか普段と違うところにでも転がしてるんじゃないの。」と軽口をたたいている。そうかなと思いながら、普段置いているところに一緒に並べて置いたはずの愛用のiPod miniを探したが、やはり見当たらない。おかしいなと、家中を探し回ったが、どちらも出てこない。財布だけはコートのポケットにあるのを確認した。そうこうする内にお昼となり、近くのコンビニへ昼食を買いに出た。
レジでお金を払うときに、財布の中から銀行のカード数枚と、クレジットカード数枚が無くなっているのに気が付いた。「やられた!」ここで初めて私は泥棒に入られたことに気が付いたのである。あわてて自宅マンションに戻り、部屋の中のものを確認すると、私の時計と結婚指輪も無くなっている。
わたしの家は環状道路に面した12階建てのマンションの10階の一室である。普段はドアのカギも閉め、バーも倒すのであるが、その日に限って両方とも掛け忘れてしまったようだ。管理人さんに防犯ビデオのチェックをお願いして、警察に届けを出しに行った。マンションに戻って管理人さんに聞くと、ちょうど3時に住人ではない二人組みが、カギを開けた住人を追っかけるようにして正面玄関から入り込み、5時ごろ非常階段から出て行くのが写っていたという。その間にいくつかのドアのロックを確かめ、たまたま開いていた私の部屋に忍び込んだものと思われる。泥棒は寝ている私たち家族4人を尻目に、お金になりそうなものだけを奪って出て行ったのだ。実は警察の実証検分を行っている時に、愛用のデジカメもこっそり持っていかれていたことがわかった。そして、翌日になり、私の枕もとにあった家内のカバンに入っていた家内の財布からも、カードと現金と保険証だけが盗まれていたことに気づいたのである。
もしも、犯人と顔を合わせていたらどうだったろうか?撃退できただろうか?いや、むしろ返り討ちに合って殺されていたかもしれない。ものを盗られて腹立たしいというよりも、犯人達が、そっと家族の寝息を確認していた状況を想像するだけで、ゾッと身震いを覚え、その後数日安心して夜眠ることができなかったのである。
カードやPHSの利用は早速止めたのであるが、2日後、盗られたはずの私のPHSから、突然家内の携帯に着信があったと聞いた時、あらためてゾッとした次第である。

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このページは、durianが2005年1月27日 04:28に書いたブログ記事です。

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