久し振りに単行本を最後まで読み切った。
『行人坂の魔物』というタイトルの、目黒雅叙園をめぐるノンフィクションだ。
最近老眼が進み、本を読むのが辛くなったが、この本は昨年秋の出版にもかかわらずKindle版が出ていたので、早速購入して読んでみた。
不動産と金融をテーマとしたものだったので、飽きることなく一気に読みきることができた。
江戸時代以来、この土地に関わった人々は、皆不幸な結末を迎えているというのが少し恐ろしい。
現在ババを惹いているのは、名うてのハゲタカ・ファンドであるローンスターだ。
つい先日も、GICが取得交渉から降りるというニュースが出たばかり。
シンガポールのGIC:目黒雅叙園の取得断念、交渉撤退-関係者 (1) – Bloomberg
是非この本の続編が出ることを期待したい。