影子銀行

昨日、元長銀総研研究員で、現在は富士通総研主席研究員を務める柯隆氏の、『習近平政権下の中国経済』と題する講演を聞いてきた。

柯隆氏は、伊藤洋一氏のPodcastでもお馴染みだ。

シャドーバンキング(影子銀行)の問題については、これを話せば長くなってしまうということで、本編ではあえて触れられず、資料もなかったのだが、質問コーナーで、是非ご説明をお願いしたいとの手が挙がった。

柯隆氏によれば、銀行を取り巻くノンバンクには三種類あるという。

一つ目は、『影子銀行』と報道される、高利貸し、マイクロファイナンス、地域の互助会の様な、民間による金融行為。

二つ目は、銀行が販売する『理財商品』と呼ばれる、高利回りの金融商品。

三つ目は、地方政府による『融資月台』(プラットフォーム)という資金調達手段。

これら全ての資金が不動産投資に向かっているという。

この中で、マーケットに何かあった時に、一番逃げ足の速いのは民間がやっている『影子銀行』であり、これについては心配していないとのこと。

銀行が販売している『理財商品』については返済が危ぶまれるが、大手銀行の殆どが国有銀行なので、何かあっても中央銀行が資金を潤沢に出すことで、大丈夫であろうとのこと。

三つ目の地方政府による資金調達については、余程のことが無い限り国の財政で手当をするだろうとのこと。

ということで、マスコミが騒いでいるほど、シャドーバンキングについては懸念していないとの話であった。

そうあって欲しいものだ。

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