『甘利越え』

『甘利越え』という、石川さゆりの『天城越え』をもとにした替え歌が、ちまたで流行っている。

元はと言えば、かんべえ氏こと、双日総研の吉崎達彦氏が、4月9日付の『かんべえの不規則発言』というダイアリーで発表したことがきっかけだ。

更にその歌は、吉崎氏が執筆する隔週ニューズレター『溜池通信』4月19日号の編集後記で採り上げたことから大いにブレークした。

甘利越えの甘利とは、もちろん経済財政政策特命担当大臣の甘利明氏のこと。

甘利氏は今年の2月に、「(日経平均株価は)3月末までには1万3千円を目指して頑張るぞという気概を示すことは大事だ。」と述べた。

その後黒田日銀総裁の異次元のリフレ政策によって 日経平均は4月5日には、日中1万3千円を超えた。

リフレ政策に懐疑的であったかんべえ氏としては、一言チクリと言っておきたいが、世の中がアベノミクスに浮かれている状況では正面切って異を唱えるのもはばかられ、こんな替え歌を作ったということのようだ。

この歌詞だけの替え歌は、EURO SELLER氏によって、石川さゆりの歌とオリジナルの画像が加えられ、4月22日にYouTubeにアップロードされた

やはり画像が付くとまた素晴らしい。涙がちょっと流れるほどだ。

それだけでも感動していたのに、何と4月26日には、『が ぬるぽ』さんという女性が自分で替え歌を歌ってEURO SELLER氏の画像に重ねてYouTubeにアップロードした。

この歌がまた凄い。初めて聞いたとき、てっきり石川さゆりが歌っているものだと思ってしまった。

かんべえ氏に聞いてみたところ、この女性は20代のOLだそうだ。

こうやってネタはドンドンと完成度を高めていくものなのだ。

替え歌の歌詞で一番の肝は、やはりサビの部分だ。

(1番)「何があっても もういいの 黒田と燃える 火をくぐり」
(2番)「戻れなくても もういいの 黒田と燃える 地を這って」
(3番)「(国債入札の)札が割れても もういいの 黒田と燃える 地を這って」

日本は今回の景気回復のチャンスをものにすることが出来なければ、また失われたウン十年を過ごすことになる。

そういう意味では、今回は破れかぶれのラストチャンスでもあるという部分をうまく突いている。

ところで、甘利峠を越えた向こうには、一体何が待ち構えているのだろう。

カテゴリー: 経済, 音楽 タグ: パーマリンク

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