大英博物館 古代エジプト展

おととい会期末間際の古代エジプト展に行ってきた。

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森アーツセンターギャラリーに行って気が付くのは、いつもと入口と出口が反対になっていること。

普段は時計回りにグルリと回るのだが、今回は反時計回りに回ることになる。

これはメインの展示である全長37mの『死者の書』が右から左へ書かれているためにそうしたのだろう。

『死者の書』とは死者が冥界で遭遇する様々な試練を乗り越え、太陽神の前で前世の裁きを無事くぐり抜け、楽園イアルの野にたどり着くための呪文の書。

何となく落語の『地獄八景亡者の戯れ』のようでもある。

古代エジプト人は、日没と日の出を繰り返す太陽に永遠の命を重ね合わせ崇拝した。

『死者の書』では、度々太陽神が愛嬌の有るスカラベ(タマオシコガネムシ)に姿を変えるのが印象的。

糞を転がすその姿が、太陽の運行を操る太陽神に似ているためだと説明されている。

それにしても今から2千年から4千年以上も前の文物が現存していることが何とも不思議な感じ。

大英帝国は、よくもまあ貴重な至宝を勝手にエジプトから簒奪したものだと呆れもする。

会期は9月17日まで。毎晩22時まで開場。

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