『人生で大切なことは全部フジテレビで学んだ』吉田正樹著

久し振りに読んだ本の事について書いてみよう。

高校の同級生がまた本を出し、紀伊國屋書店の新宿本店でトークショーを行うというので、一昨日行ってきた。

見慣れた顔が紀伊國屋書店の各階に掲示されているのを見ると、面映ゆいとともに、何だか誇らしげになる。 

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トークショーには、これからギョーカイ人にならんとする若者が沢山集まっていた。

人生で大切なことは全部フジテレビで学んだ ~『笑う犬』プロデューサーの履歴書~ 人生で大切なことは全部フジテレビで学んだ ~『笑う犬』プロデューサーの履歴書~
吉田正樹

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著者の吉田正樹氏は、関西の高校を卒業後東大に入学し、在学中は落研に所属していた。

もしかすると、今頃三井物産か、みずほコーポレート銀行の部長に収まっていたかもしれないのだが、生来の冒険心が頭をもたげ、フジテレビに入社することに。

その後はいろいろ有りつつも、バラエティに吉田有りと言われるまでの活躍をすることとなる。

フジテレビのバラエティ制作者としては、やれることはすべてやり尽くしてしまったということで、同社を2009年元日付で円満退職し、現在は吉田正樹事務所社長、ワタナベエンターテイメント会長、そしてSBIホールディング取締役を務めている。

この本を、きらびやかなギョーカイ人の生活を垣間見ようとか、お笑いタレントの裏話を知りたいと思って買った人は、ちょっぴり裏切られるかもしれない。

書いた本人は、「テレビやお笑いを愛する人たちのために書いた本です。彼らにとって役に立つような一次資料を残そうと思ったんです。」と言うかもしれないが、どっこい、TVフリークだけでなく、普通のサラリーマンにとっても大変役に立つヒントが一杯隠されている本だ。

テレビ局の社員と言えども、所詮サラリーマンである。やっかいな上司や同僚、後輩との関係は断ち切ることができない。

節目節目で問題となるそう言った面倒な人間関係を、どの様にうまくコントロールし、仕事の成功に繋げていくかということは、普遍的なテーマでもある。

この本は、彼が26年間のサラリーマン生活で、そう言った場合にどの様に考え、どの様に対処してきたかを、実地で学ぶことができる本だ。

前作の『怒る企画術』は、出版社の都合もあるのだろうが、「何でそんなに怒ってばかりなん。」と感じる部分が多く、ちょっとこのブログでもお薦めし難かったのだが、今回の本は、手放しでお薦めできる。

先週、紀伊國屋書店新宿本店の単行本の分野で、売上数ベストワンになったそうだ。

最近TVは『龍馬伝』しか見なくなったという私の様な方々も、是非ご一読を。

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