企業と文化の関係

シルバーウィークの最終日、森美術館とアカデミーヒルズ共催による現代芸術に関する講座を聴講。

講師は詩人であり小説家、そしてかつてはセゾングループのオーナーでもあった辻井喬氏。

テーマは、『企業と文化の関係』というもの。

氏が引き受けることになった池袋の百貨店で、何故美術館を設けることになったかというところから、企業と文化芸術との関係についての話が始まる。

従来は、企業がメセナ活動に力を入れることが、その企業にベネフィットとして還元されると言っておけば良かった。

だが、それだけでは十分では無い時代がやって来たと氏は語る。

中国、ベトナム、タイ等のアジア諸国は独自の文化をもとに、欧米への対抗勢力としての力をこれから付けていく。

日本もそれら諸国に遅れを取らぬよう、企業が文化や芸術を支援することで、より積極的に国づくりに寄与すべきと。

経団連の委員の頃、財界の考えと個の考えのジレンマに悩んだこと、そのカタルシスとして詩や小説を書いていたことなど、ご本人の口から聞かせて頂いた。

御年82歳であるが、色艶も良く元気な口振りである。鉄道グループとの話になる度、チクリと辛辣な言葉を使われたのが印象的だった。

カテゴリー: 社会, 経済 タグ: パーマリンク

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