セブン銀行2月に上場

セブン銀、ジャスダックに上場・時価総額2000?3000億円

セブン銀行が2月に上場するという。

同行は4店のパイロット店舗以外には有人店舗を持たず、全国に1万3千台程有するATMを他行のカードホルダーに利用してもらうことにより、営業収益のほぼすべてを稼いでいる。

設立当初はその様な収益モデルを疑問視する識者も多かったが、蓋を開けてみれば皆がうらやむような結果となった。

ズーズー弁の安斎隆社長は、日銀理事から、誰もなり手の無かった国有化銀行の最後の頭取を引き受けて最終処理をまとめ上げ、その後アイワイバンク銀行(現セブン銀行)の社長となった。彼は本当に『ラッキー・バンカー』と言えよう。一緒に国有化銀行から付いていった幹部達もさぞかし鼻を高くしていることだろう。

昨年9月末では口座数54万口座、預金量2,117億円となっているが、基本的に他行から受け取るATM使用料のみで収益を上げているので、無理して預金を集めて高利回りで運用する必要が無い。『お金を集めないビジネスモデル』が成功したのである。

同じく国有化銀行の幹部行員達が設立した銀行にイーバンク銀行がある。同行は預金者から受け取る諸手数料をミニマムにし、預金に高い金利を付けることにより預金量の拡大を図る経営を行ってきた。

昨年9月末の預金口座は237万口座、預金量6,517億円となっているが、黒字化するにはまだまだ預金量を増やす必要があるとのことである。

融資部門を有しないにも関わらず預金に高金利を付ける為、集めた資金の運用は、ハイリスク・ハイリターンの有価証券にも投じざるを得なかった。そこでサブプライムローン問題にやられてしまった。『お金を集めざるを得ないビジネスモデル』の結果である。

学生さんなら『セブン銀行とイーバンク』というテーマで論文を書いたら面白い物ができるかも。

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