第三十二回ケチャまつり

昨日オペラシティに行ったところ、夏祭りが開催されていた。そう言えば学生時代に出入りしていた(本当に出たり入ったりしていた)芸能山城組の『ケチャまつり』も、確かこの時期だったなと思い出した。

家に戻ってWEBページを開くと、まつりの最終日だとのこと。久し振りに顔を出してみようかと、急いで新宿西口三井ビル55ひろばに向かった。

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着いたのは17時半。ジェゴグの演奏が終わり、ちょうどグルジアの男声合唱が始まったところ。懐かしい先輩達の顔も見える。彼らはとうに50歳を超えている。

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続いてブルガリアの女声合唱。やっぱり『夕暮れのヤナ』は泣ける。当時お世話になった女性コアメンバーの多くは今でも現役だ。

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そしてガムランの生演奏。道行く人の中には、バリ島の人達による演奏だと勘違いした人もいるのではなかろうか。Kさんのソロが素晴らしい。

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7時をまわりケチャの上演を前にして、雷鳴と共に雨が降り始めた。もともとケチャは雨乞いの儀式を取り入れた芸能であり、雨が降っても文句は言えまい。小雨の中ケチャの上演が始まった。

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懐かしいチャクチャクというリズム。思わず体が動く。始めは用意された椅子に座って見ていたのだが、目の前で先輩のM氏やH氏が雨の中を地べたに座って演じておられるのを見て、思わず私は椅子から下りて、お二人の斜め後ろにあぐらをかいて座った。

コアメンバー達は皆それなりに年を取った。だが一様に幸せな年の取り方をしているように見えて羨ましく思った。グルジアもブルガリアもケチャも円熟味が一層増し、更に本物らしくなった。

煉瓦の床のヒヤリとした感触は、25年が一瞬の夢であったかの様な錯覚を起こさせた。私にとって55ひろばは、まさに故郷である。

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