『レクイエム』 伯野 卓彦 著

レクイエム―「日本型金融哲学」に殉じた銀行マンたち レクイエム―「日本型金融哲学」に殉じた銀行マンたち
伯野 卓彦

日本放送出版協会 2007-01
売り上げランキング : 84778
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る by G-Tools

2005年5月に放送されたNHKスペシャル『日本の群像 再起への20年』を担当したプロデューサーが、取材メモを元に書き上げた単行本。

「45分番組では尻切れトンボだ」とその時のブログに書いたが、プロデューサー自身も忸怩たるものがあったに違いないと思わせる本だ。

本の内容については、辛口ウォッチャー氏のブログに譲るが、聞くべき人物にインタビューをし、普通では手に入らない内部資料を入手するなど、さすがNHKの取材力である。

気負うことなく、坦々と取材に基づく事柄を述べているのだが、心に迫る文章である。

今も違法配当を巡る民事裁判を争っている『ツネさん』こと鈴木恒男氏との共著であるとも言えるだろう。

10年前に起こった事を全て忘れ去ろうとしている人もいるが、果たして鈴木氏だけにその総括の荷を負わせて良いものかと思っている人も多いに違いない。

バブルの時代を知らずに今浮かれている30代・20代の諸君に、是非『課題図書』として読んで欲しい本だ。

カテゴリー: 本・雑誌 タグ: パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です