聞いちゃったんですよね

ニューズ・コーポレーションによるダウ・ジョーンズ社への買収提案を巡り、米証券取引委員会が、香港の夫婦をインサイダー取引のかどでNY連邦地裁に民事提訴している。

このインサイダー取引に関連し、ダウ社の社外取締役も調査対象に含まれていると、ダウ社傘下のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙が報じている。

ダウ社外取締役、インサイダー取引に関与か : 金融ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

疑惑の夫婦は4月中旬からダウ社株を大量購入し、5月1日にWSJ紙が買収提案があることを発表した後に売却して、10億円程の利益を得たという。

何でも夫婦の父親が、ダウ社の社外取締役を務める香港の銀行経営者と近しく(父親はその銀行の重役)この銀行経営者から何らかの未公表重要情報が流れたのではないかということだ。

この社外取締役が誰かは報道されていないので、ダウ・ジョーンズ社のHPを調べてみた。すると私の予想通り、香港経済界の重鎮、デイビッド・リー(李國寶)東亞銀行会長兼CEOが、社外取締役に並んでいる。

デイビッド・リーが、どういう意図を持って部下の男に買収提案があったことを漏らしたのかはわからない。彼としては当然即座にWSJ紙が買収提案を報道するものと思い、「もうニュースになってるかもしれないが、ニューズ社がダウ社に買収提案を持ちかけたらしいね。」と口を滑らしたのかもしれない。

ところが、WSJ紙が何故か自分の会社に対する買収提案についての報道をためらった。その間に疑惑の夫婦の父がこの夫婦に情報を提供すると共に、資金まで提供したというのが私の推測である。

くだんの社外取締役は、関与を否定するコメントをしているらしいが、捜査がデイビッド・リーにまで及ぶことになると大事になりそうである。

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