『靖国に弥栄(いやさか)あれ』 麻生太郎

次期総裁選レースの結果はもう判明しているも同然の状況になってきたが、未だ正式に出馬を表明していない麻生太郎氏のオフィシャルサイトが話題になっている。

氏に似合わず(失礼)、丁寧な造りになっているが、先日そのサイトに、『靖国に弥栄(いやさか)あれ』という『靖国問題』に関する私見が投稿された。

神社であって神社ではない靖国神社を政治から遠ざけ、宗教法人の資格を自主返上してもらい、最終的には設置法による特殊法人とし、天皇や政治家も含めた全ての国民が静かに慰霊を行うことができる施設にしようというようなことが述べられている。

一部分だけを取り上げて紹介することは誤解を招きかねないので、詳しくは氏のサイトをご覧頂きたい。

確かに神社であって神社ではない靖国神社(及び護国神社)を、創立時の『招魂社』のかたちに戻そうというのは一つの考え方であろう。

だが、最終的な形態を特殊法人とするという点は、NHKを見れば、特殊法人化が新たな腐敗の温床となりやすいことは一目瞭然であり、政治からの独立と相反する様なところもあるので、別の形態の方が望ましいと思う。

慰霊対象について、氏は改めて国会が国民の代表として議論を尽くした上で、決断すべきだとしている。かんべえ氏の言われるように、はっきりと戦争による死者に限定すると言ってもらいたかった。

この私見の中で面白いと思ったのは、靖国神社問題を、カスタマーを失った企業のターンアラウンド(事業再生)になぞらえているところだ。

いずれにせよ、現行閣僚で次期総裁選の候補と目される麻生氏が、オフィシャルサイトではっきりとご自分の私見を述べられたことに拍手したい。

カテゴリー: 社会 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です