『宋城千古情』

今回の旅行は、12人乗りのバンを借り切って我々が行きたい所を回るというツアー。昨日二日目は杭州へと向かった。

鉄道では上海からは2時間の距離だが、車では4時間程度かかる。2010年の上海万博の頃には、現在浦東機場から地下鉄の龍陽路駅まで走っているリニアモーターカーが、杭州まで延びるらしい。

杭州に来るのは2度目。前回は天安門事件の起きた年の4月だった。そのころに比べ、西湖の周りの整備が一段と進んだ様に思う。

xihu.jpg

お決まりの東坡肉や、乞食鶏とも呼ばれる叫化童鶏などを食べ、西湖を遊覧したり、六和塔からの眺めを楽しんだりする。昼のビールは『西湖啤酒』。

夜は『宋城』という宋の時代のテーマパークへ行き、『宋城千古情』という最近始まった大型歌舞劇を見た。

ショーはプロローグに続き、『宋宮宴の舞』『金矛鉄馬』『美しい西湖・美しい伝説』『世界はここに集まる』という四部で構成されている。

歌や踊りに加え、雑技の様なアクロバットや、レーザーを駆使したライティングや人工雨など、非常に凝った演出となっており、中国各地や海外からやって来た観衆から万雷の拍手がわき起こる。

面白いのが、ショーの始まる前、左右のスクリーンに「熱烈歓迎 海南省委、三亜市委市政府 領導一行様」といった感じの挨拶文が表示されたこと。この国では、役人が仕事をサボって見に来ても、当たり前の事なのかもしれない。

relie.jpg

第四部の『世界はここに集まる』では、突然『さくら』のメロディーが流れ、中国人の踊り子達が日本人に扮して踊り出す。次は『アリラン』が流れ韓国舞踊。そして最後は台湾の『阿里山的姑娘』が流れ、台湾から来た観光客を舞台に上げて一緒に踊り出す。再びここで万雷の拍手。

sung.jpg

待てよ、待てよ、これじゃあまるで日本、韓国、台湾が近々中国の一部になるということを暗示している様なものじゃないか。ショーとしては良くできたものだったが、政治的臭いがプンプンし、何だか背筋が寒くなった。

カテゴリー: アジア タグ: パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です