君子豹変

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漢検 四字熟語辞典によれば「君子は時の推移に応じて自己変革を遂げ、豹の毛が抜け替わるように鮮やかに面目を一新すること。(易経)」という説明がなされている。

ジョブズの髪の毛が抜け替わったわけではないが、彼はかつて「iPodの様な小さな画面でビデオを見ようという人がいるのだろうか。」と言っていたにもかかわらず、昨日のApple Special Eventで、ビデオも見られるiPodを来週から発売すると発表した。(夜中にストリーム放送が始まるのを待っていたら、Macの前で寝てしまった。)

しかし彼がこの新製品を出すことにした本当のねらいは、iPodでビデオを見てもらおうというのではないように思う。iTunes Music Storesでの音楽の販売が思いの外成功したので、更にそのiTMS上で、ミュージックビデオの販売にもビジネスを広げようと考えた為ではないだろうか。

それは同時に発表した新しいiMacが、メディアプレーヤーの機能を持つようになったことからも分かる。iTMSで購入したビデオをMac上で楽しんでもらい、iPodで外に持ち出してもらって到着先のテレビにつなぎ、テレビ上でも楽しんでもらうという使い方を提案しているのだ。

AppleがH.264という規格を動画の圧縮の規格として採用したことにより、これが標準となりうる様な気がする。

ところでアメリカでは、ABCやディズニー等のテレビ局の人気テレビドラマを、放映翌日にはiTMSで販売することも始まるようだ。ディズニーのCEOが「コンテンツとテクノロジーの素晴らしいマリッジだ。」とスピーチしていた。

日本でそうなるのはいつの日のことだろう。NHKも大規模なリストラの上で、膨大な映像資産をiTMSで販売する様になれば、受信料なんてもっと安くなるのではないだろうか。

それにしてもAppleは出版社泣かせの会社だ。5週間前にiPod nanoとiTunes 5をリリースしたばかりで、これからその解説本を出版しようという時に、もう新しいiPodとiTunes 6をリリースしてしまうのだから。

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